動と静、火と水の華やぎの神事だ。
夕闇が迫る神宮寺の回廊から、赤装束の僧が大松明ら松明にもらい受けた火を手に、2キロ余り上流の鵜の瀬へ向かう。ホラ貝の音とともに、山伏姿の行者や白装束の僧侶らを先頭に三千人もの松明行列が続く。大護摩で最高潮に達した火は、ここで清かな流れに変わり、一筋の糸を引く光の帯となる。 河原で大護摩が焚かれ、住職が送水文とともにお香水(こうずい)を筒から遠敷川に注ぎ込む。悠久のロマンの中に一瞬のきらめきを残して。若狭の自然と、火と水は一体となり十日間かけて大和の国に至のである。
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山八神社(やまはちじんじゃ)見学不可
▲午前11時‥‥手向山八幡宮
手向山八幡宮(てむけやまはちまん)(根来区)の講坊(長床)において行われる祈願神社。神宮寺別当職によってご祈祷された「赤士」にお神酒を注ぎ練り、講衆の役頭二人が長床に二本の柱に「山」と「八」の字を牛王杖(バイ)で書きつけ、天下泰平、五穀豊穣、諸人の安楽を祈る儀式。
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修二会(しゅにえ)(法華懺法)見学不可
▲午後1時‥‥‥於 神宮寺堂内
諸佛諸神を勧請(招く)し人々の罪を懺悔し諸佛の加護と大慈悲を願いしの利益が普く一切を及ぶ事を祈願する「法華経」を典拠とした法要。
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弓打ち神事 見学可
▲午後1時過ぎ‥‥於 神宮寺前庭
法華懺法(ほっけせんぽう)に併せ手向山八幡六役の当役が怨霊魔事を退散させる二本の除魔矢を放ち、続いて弓道範士の四方祓射儀式が行われる。
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奉納弓射大会 見学可
▲午後1時半‥‥於 神宮寺前庭
弓打ち神事に奉賛し各地の弓道諸家が参加し魔を祓う弓射大会が催される。
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修二会(しゅうにえ)(薬師悔過法) 見学不可
▲午後6時頃‥‥於 神宮寺堂内
神々を招き「薬師如来(遠敷明神)」を本尊とする古来よりの神仏混淆の悔過(懺悔)行法。この法会の利益は閼伽水(聖水)を無上の「香水」に変じ、過去世よりの罪障を滅し天下泰平・諸人安穏・五穀豊穣をもたらすと言われる。
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修二会(達陀) 見学可
▲午後6時半‥‥於 神宮寺堂内 於 境内庭
堂内法要の最後に至り八天(火天・水天・芥子天・鈴天・太刀天・法螺天)が影向し、火天は「達陀松明」を振り七里を結界し魔を祓い、水天は香水を散じ浄める独自の所作が奉じられる。
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神宮寺大護摩法要 見学可
▲午後7時頃‥‥於 神宮寺前庭
境内に設けられた大護摩壇を中心に修験者が斧の大事・法弓大事・宝剣大事を奉じ、水師の願文奉上を終え達陀の火による大護摩法要が奉修される。
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松明行列 参加・見学可
▲午後7時半過ぎ 神宮寺→鵜の瀬
大護摩の火は大松明、中松明、手松明に移され、行会中に加持された「お香水」を護り大小千数百本の松明が一・八キロメートル上流の鵜の瀬へと荘厳な行列が続く。
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鵜の瀬大護摩供 見学可
午後8時過ぎ‥‥於 鵜の瀬
鵜の瀬の松明行列が到着し神主の四方祓いが修されると、松明の火は護摩壇に移され諸佛諸神を勧請し行会の満行と参拝者の諸願の込められた松明が炊き上げられる。
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送水神事 見学可
▲午後8時半過ぎ‥‥於 鵜の瀬
護摩壇の最火勢に至り行衆は鵜の瀬深淵近くに渡り、水師の送水文奉上、水切り神事が修され幽玄の中に「御香水」は淵の流れに注ぎ込まれ送水神事が厳修される。
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立ち直会 見学可
▲午後9時過ぎ‥‥於 鵜の瀬
送水神事を終え元の護摩壇にもどり結願作法を修し最終の法螺音声とともに行事が終了すると、出信者や参拝者一同にお神酒が授与される。
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